加齢臭とは中高年にみられる特有の体臭のこと
加齢臭とは一般的に、年齢を重ねると出てくるニオイのことを指します。
古本のようなニオイやろうそくのようなニオイ、油臭くて青臭いなどの表現がされている特有のニオイのことで、この加齢臭という言葉が生まれたのは2000年の頃で、資生堂と高砂香料工業の共同研究でそのニオイの原因物質と発生のメカニズムが明らかになりました。
加齢臭を生み出す体臭成分は青臭さと油臭さを併せ持っており、もともとはニオイに敏感な女性向けの商品開発のための研究を行なっていたところ発見されました。
加齢臭は男性にだけみられる症状だと誤解している人も多くいますが、実際は女性でも閉経後に増加傾向にあります。
しかし、その後各会社でも研究が重ねられ、2008年にライオンが20代から30代の男性向けの商品開発をしていたところ、ペラルゴンサン酸という加齢に伴うニオイがあることを発表し、この成分は30代から増加するという報告もされています。
2013年にはマンダムがこれらの物質と異なる成分を発表し、これは男性の頭部周辺から多く生成されている物質で強い油臭を発しているという報告もあります。
これらの研究結果から男性は一般的に汗や皮脂などの老廃物の分泌が女性よりも多く、体臭もそれに伴って強くなると考えられ、男性ホルモンが皮脂腺の発達を促しているので皮脂が大量に分泌され、強い悪臭を放つようになるのです。
予防法としては、体を清潔に保ち、肌着や下着にこだわり、食生活を見直すことが効果的だと言われています。
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カテゴリー:加齢臭