現代の日本人に多い動脈硬化は、コレステロールが原因のタイプ
皆さんがよく口にされる動脈硬化とは、体に酸素や栄養素を運ぶ動脈という血管の弾力性がなくなり硬くなってしまい、その動脈内に物質が沈着することで血管が狭くなり、血液の流れが悪くなる状態を指します。
この状態がどんどん進行すると、心筋梗塞や脳梗塞、脳出血といった大きな病に繋がる為、老いも若きもこの名前を聞くと恐れを感じることになります。
それでは、何が原因でこの状態を引き起こすのかというと、コレステロールや中性脂肪が原因です。
動脈内に、これらの脂質がかたまりやすいことで起こります。
他にも、加齢や高血圧により血管に負担がかかることで起こることも多いようです。
動脈硬化には2つの種類があり、前者のように脂質が原因のものをアテローム性といい、後者のように高血圧を原因とするものを細動脈硬化といいますが、現在の日本で増加しているのは、コレステロールを原因としたアテローム性だと言われています。
醤油や塩、味噌といった調味料や、魚や海藻などの食材を多用していた頃、日本人は後者のタイプが多かったのですが、現在では、乳製品やお肉などエネルギーの高い食品を摂取するようになり、前者の数が増加しています。
コレステロール値の判定基準は、悪玉であるLDLが140以上、善玉であるHDLが40未満、中性脂肪が150以上という数値で判定されます。
自分には関係ないと考えている方も、一度健康診断の結果をじっくり見てみましょう。
早い段階なら食生活や運動で改善ができますので、自分の為、家族の為にも、生活を見直すことをお勧めします。
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