プリオン病・致死性家族性不眠症とは何か説明します。
致死性家族性不眠症は重度の進行性不眠症です。
特徴としてはプリオン蛋白遺伝子が変異した家族にみられることが多く、遺伝性もあると言われています。
このことから、プリオン病とも呼ばれます。
ほとんどが40代から50代から発症し、男女の差はありません。
初期症状としてはまず、昼寝をしようと思っても眠れない、夜になっても眠気があるのに眠れないと言う状態に陥ります。
これが進行していくと、日中眠気による無気力な状態が続き、呼吸が荒くなる等の身体的な症状が現れます。
日中の眠気と書きましたが、この状態が進行すると夢幻様混迷と言う幻覚に襲われ、初期は数秒で収まりますが、次第に幻覚を見る時間が長くなり、眠れない状態が続くのと同時に精神的な不安や筋肉のけいれんが起こって次第に衰弱していき、発症から1年~2年で死亡してしまうと言う病です。
現在特効薬や予防法はありませんが、治療法としては感染症の予防や栄養補給等の処置が行なわれます。
特効薬ではありませんが病気の進行を遅らせる薬もあります。
例えば抗けいれん薬・抗不安薬を服用することにより、筋肉の強張り、緊張を解すことが出来、初期症状はいわゆる不眠症から始まりますが、その後痴呆の症状が現れると言われています。
もし、このような症状が現れ不安に思いましたら、すぐに病院に受診することをお勧めします。
この病はとても稀な物で世界でも40家族がこの病にかかっていると認められているのですが、稀と言われても症状が似ていると気になってしまうかと思われます。
悩まずにまずは受診です。
早期に発見して進行を遅らせる治療を行ないましょう。
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