資生堂が発酵培養法により開発したヒアルロン酸
ヒアルロン酸とは、D-グルクロン酸とN-アセチル-D-グルコサミンが交互に結合した高分子多糖類で、人間をはじめとする哺乳類の関節腔と軟骨以外に、目の硝子体や皮膚、そして、鶏の冠などの結合組織の部分に多くあります。
元々は白い粉末ですが、水に溶かすと無色透明の粘性のある液体に変わり、粉末1グラムで6リットルもの保水能力を持つだけでなく、分子量の大きさから弾性にも優れています。
これらの特徴と安全な物質であることを踏まえ、現在では、医薬品や化粧品、食品といった幅広い分野で活用されています。
以前は、鶏冠から抽出・精製されるのみだった為とても高価で、化粧品に配合することはできませんでした。
しかし、1980年代に化粧品メーカーの資生堂が研究を重ね、発酵培養法により日本で初めての製造に成功し、その技術を多方面に広めていったのです。
ヒアルロン酸で一般の人に最も注目されているのはサプリメントと化粧品で、加齢と共に減少してしまう成分のため何らかの形で外部から補う必要がありますが、サプリメントなら関節痛や美肌、そして健康目的のどれに対しても手軽に取り入れることができ、なおかつ続けやすいことも魅力です。
また、最近注目を集めているのは、小じわが気になる部分にマイクロニードルが施されたシートを貼って一晩寝るだけで、翌朝には肌がふっくらするという「ナビジョン」で、針状に固められたヒアルロン酸が寝ている間に肌の内部で溶けて浸透し、角質の奥深くから持ち上げられるように張りを取り戻すので、美容手術で注入を検討している方やそれを躊躇している方にもお勧め出来ます。
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