国民的な病気である花粉症と花粉の飛散量について
毎年2月から5月になると、花粉の飛散情報をテレビで目にするようになります。
花粉症の人にとってはとても辛い時期で、花粉が飛ぶと鼻や目などの粘膜に接触し、くしゃみや鼻水、鼻づまり、目のかゆみといった一連の症状が現れます。
花粉と言っても様々なアレルギーが挙げられますが、この時期に特に多いのがスギの花粉です。
日本では約60種類の植物が花粉症を引き起こすと言われているものの、北海道の大半を除いてはスギ花粉が抗原となっている場合が多くあります。
関東地方では早い所で2月頃から花粉が飛び始め、飛散量によってくしゃみや鼻水、鼻づまりなどが悪化する傾向にあり、症状と比例しています。
過去20年間の飛散量を記録した千葉県船橋市の例を見ると、1995年から2004年の花粉量の平均より最近の2005年から2014年の花粉量の方が多くなっていて、以前のおよそ2.5倍の量となっています。
また、その年のスギ花粉の量を左右するのは前年の夏の日照量と言われており、気温はあまり影響がありませんが日照量が多い場合スギがよく育つので、春に花粉を大量に放出させることになります。
花粉は天気が晴れている、あるいは曇りの日や湿度が高い時などに飛散量が増えるため、出来るだけ外出は控えることをお勧めします。
どうしても出掛けなければならない場合は、帽子や眼鏡、マスクといった完全防備で、花粉を体内に取り込まないような対策を取るようにしましょう。
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