水銀式血圧計がもっとも正確に測れる
最近の血圧計ではデジタル式が中心になっていますが、デジタル式のものでは、一般に数値にばらつきがあります。
これに対して、古くから使われてきた水銀式の血圧計は、その精度の高さでは最高峰です。
たとえば、デジタル式のもので測ると、測るごとに数値が異なってくることはよく経験することでしょう。
しかし、水銀式のものではそのようなことはほとんど起こりません。
数値がとても正確なのです。
しかし、その反面でデジタル式に比較すると、計測に手間がかかります。
つまり、必要な準備をしっかりと行わなければなりません。
まず計測器を垂直に置くことが大切です。
さらに、測定の際には肘をしっかりと伸ばす必要があり、測定の高さは、上腕デジタル式のものと同様に、心臓の高さにし、心臓の高さにしないと正確な数値が出ませんので覚えておきましょう。
さて、いよいよマンシェットを腕にまきつけることになりますが、その場合空気を完全に抜いてからにします。
きつすぎず緩すぎず適度な締め方でマンシェットを腕に巻き付けます。
そして、マンシェットを巻き付けた後に、聴診器を挿入します。
その後で、加圧を始めます。
加圧する場合には、予想される血圧の値よりも10から20上乗せした値まで加圧します。
その後、エアーバルブを少しずつ緩めて減圧すると、脈音が聞こえてきます。
この脈音が聞こえてきた時点で測ることになります。
このような流れからも分かるように、少々手間がかかりますが、とても正確に測ることが可能です。
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