高血圧とは?診断されたら、どうすればいいのでしょうか?
人の心臓は、血液をポンプのように送り出しています。
血液を押し出したとき心臓は収縮しますが、これが収縮期血圧(いわゆる最高血圧)です。
そして、心臓が拡張するとき(拡張期血圧)には圧力が低くなります(最低血圧)。
これら収縮期血圧と拡張期血圧の内、一方または両方が高いことを高血圧といい、正常な血圧値の範囲は収縮期血圧が<130ミリメートル・エイチジー(水銀柱)で、拡張期血圧が<85の範囲というガイドラインが定められています。
そして、収縮期血圧が140ミリメートル・エイチジー、または拡張期血圧が90以上になると高血圧と呼ばれます。
この病気は肥満の人がなりやすいと思われがちですが、遺伝やストレス、飲酒や喫煙、塩分の取り過ぎなども関係していると言われています。
しかし、原因がはっきりと分からない場合も多く、自覚症状がない場合もあるので、サイレントキラーと呼ばれています。
そのままにしておくと、動脈硬化や心臓病、脳卒中などを引き起こし、最悪の場合は死に至るという恐ろしい病気です。
もしも医師から「あなたの血圧が高めです」と診断されたら、どんな治療を受けるのでしょうか。
食事療法や適度な運動と共に、降圧剤の服用を勧められるかもしれません。
食事面では、塩分を控えたり新鮮な野菜や果物の摂取、アルコールの制限や禁煙の指示があるでしょう。
有酸素運動などの適度な運動や、十分な睡眠をとること、規則正しい生活を送ることも重要で、その人にあった治療を医師と相談して決めて、それを続けることが一番大切です。
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