高すぎる収縮血圧は突然死を招くかもしれません
心臓がぎゅっと縮んで血液を送り出す時の血圧を、収縮血圧と言います。
上の血圧と言った方がお馴染みかもしれません。
水銀柱の血圧計で測ると、ちょうど聴診器から音(プロトコル音)が聞こえてくるタイミングです。
そして、すぐに心臓は血液を満たそうとして拡張し、音は聞こえなくなります。
この時の数値が下の血圧です。
血圧は、性別や年齢、さらに個体によって差がありますので、平均の数値内であればそれほど心配することはありません。
正常値は、上の血圧が140で下の血圧が80と言われています。
しかし、高すぎる数値の場合、そのまま放置すれば動脈硬化が進んでしまいます。
動脈硬化は血管の弾力が失われていくので、血液が血管内壁を傷つけます。
傷ついた部分は剥離して血流に乗り、流れを妨げ、やがて血管を詰まらせてしまうのです。
つまり、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞や脳出血などを引き起こす恐れがあるということですから、収縮血圧が150を超えると高血圧と診断され治療の対象になります。
確かに、高齢になる程、血圧も高めにシフトしていきますし、病気のリスクも高くなります。
しかし、身体を内外とも若々しく保ち、健康を維持することは可能です。
良質の睡眠や適度な運動、そしてストレスを溜めないこと、これだけでも違いはでてくるものですが、加えて血液の流れを良い状態にしておくためには、バランスの良い食事と腹八分目を心がけると良いでしょう。
なお、高血圧は治療できる病気ですので、定期的に血圧を測り、最悪の事態にならないよう管理することが重要だと言えます。
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