血圧が上昇する高血圧は食事などから予防が可能です
血圧とは、文字通り、血液の圧力によって血管壁が押される力を言い、心臓から送り出される血液量と血管の硬さによって数値が決まってきます。
そして、測定の際には「上」と「下」の2つの値を出しますが、これは心臓が収縮して血液を大動脈に送り出すときにかかる圧力の最大値と、血液を送り出した後に心臓が拡張して血液を吸い込むときの最小値を意味しています。
関係機関による2009年1月に改定されたガイドラインでは、診察室で測定した場合は140/90mmHg以上、家庭での測定では135/85mmHg以上は高血圧に分類されていますが、一般的に自覚症状がはっきりとしない場合が多いので、知らずに放っておくと動脈硬化から脳卒中、心臓病などの合併症を引き起こす恐れがあります。
しかも、高血圧の多くは原因不明であり、明らかな異常が見当たらなくても高くなることも多々ありますが、その要因には塩分の摂りすぎや血管の老化、ストレス、過労、運動不足などが挙げられており、遺伝的要因の場合もあります。
特に日本人は塩分摂取量が比較的多く、みそ汁や漬物などの食文化が影響していると考えられます。
厚生労働省では、適切な塩分摂取量として1日10g未満を目標に掲げており、関連学会においては血圧に不安がある人は6g未満を推奨しています。
また、その他、飲酒や脂肪分を控えて野菜や果物を積極的に摂取し、適度な運動を行って適正体重を維持するよう心がけることが大切です。
そして、タバコを吸う人は禁煙をし、少しずつであっても理想的な生活習慣を目指すようにしましょう。
このように、高血圧は食事などを見直すことで予防が可能です。
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