血圧は一日の間でも変動しています
人間の血圧は絶えず変動しています。
1日の中でも変化し続けていて、朝起床する前からその日の活動に備えるように上がり始め、日中の動いている時間帯は高くなり、夕方から夜にかけて活動が少なくなってくると次第に下がり始めて、睡眠中はさらに低くなります。
この変化のことを日内変動と言い、日ごとにこうした変化が繰り返されています。
しかし、普段の生活を振り返ると、仕事を行っている日や休みの日ではストレスの感じ方が違いますし、運動などで体を動かす時ももちろん変わるので、同じ人でもその日の状況によっても数値は異なります。
基本的には昼が高く夜が低くなるというリズムを繰り返しますが、その中でも体の状態に敏感に反映するため、血圧は細かく上下します。
体を動かす時や歩いている時、食事を摂っている時などは上昇します。
そして、肉体的な活動だけが影響するのではなく、精神的な興奮や悲しみ、ストレスや不安を抱えるといった精神面でも変わりますし、暑さや寒さなど体の外側から感じる様々な環境の変化によっても変動しています。
医療機関を受診した際は、医師や看護師が精度の高い測定を行うため、診察時の患者の状態を知る基本となっているのが随時血圧や外来血圧です。
しかし、中には医師を前に緊張して血圧が上がってしまう人もいるので、普段の生活の中での変化については家庭で測った結果を参考にする場合もあります。
常に変化し続けている体の仕組みを知って、自分自身の体を上手くコントロールしましょう。
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