黒酢は大変に人気のある酢で、体内で作ることのできない必須アミノ酸を9種類も含んでいます
醸造酢の内の一つであり、主原料に米、米麹、水を用いるものだけが黒酢と呼ばれています。
酢は、縄文時代からありました。
弥生時代に米作が始まるようになり、奈良時代から酢造りが始まり、調味料としては室町時代から使われるようになりました。
酢は漢方薬の一種として使われたり、最近の健康ブームもあり、酢を飲むという健康法も知られています。
その中でも黒酢は大変に人気のある酢です。
最近のもののように思われますが、江戸時代中期1800年頃、九州鹿児島に中国の香り高い黒色の酢が伝わり代々醸造されていましたが、1975年に黒い色の酢ということで発売されるようになりました。
薩摩焼の壺に入れた原料を1年から3年という長い年月をかけて醗酵醸造された、世界でも大変珍しい作り方です。
現在でも、黒酢の一大産地はこの鹿児島県福山町ですが、2003年のJAS法制定後、連続法や速醸法という醗酵方法により、醗酵醸造の時間が短縮された作り方が主流になっています。
黒酢には、体内で作ることのできない必須アミノ酸を9種類も含んでいますので、色々な効果が期待できます。
必須アミノ酸には脂肪分解に関与している、リパーゼという酵素を活性化する働きがあるので、脂肪の分解を促し燃焼させるという効果があるため、ダイエットにも効果があるとされています。
また、黒酢にはクエン酸も含まれていますので、腸の働きが活発になり、便秘を解消する効果もあります。
そのほかにも生活習慣病の予防や美肌への効果も期待できる、身体に優しいお酢なのです。
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