有機溶剤を使う事業者に課せられた健康診断

有機溶剤とは、特定の物質を溶かすための有機化合物の液体のことです。
たとえば、アルコールやシンナー、ベンジンなどがよく知られているところです。
ところで、有機溶剤の中には人体に悪い影響をもたらすものが存在します。

それらに関しては、法律によって危険剤を特定するとともに、事業内容でこれらの危険剤を継続利用するような職種の場合には、事業者側に特定の健康診断を行うことが義務づけられています。

もう少し詳しくいえば、危険剤の濃度が5パーセント以上のものを使ったり、また、作ったりしている事業者は、特定健康診断を行うよう指導が入ります。

しかも、半年に1回行う必要があり、各種危険剤の中には、全体で共通した症状がありますが、特定の溶剤に固有の症状もあります。
健診にあたっては、危険剤別に重点的に調べることになります。

症状で共通しているのは、皮膚疾患や粘膜疾患で、痛みや咳、たんが出るものもあります。
また、脳神経に影響を与える場合もあり、その場合には手足にしびれを感じたり、筋力が低下するなどの症状が出るケースも見られます。

加えて、ほとんどの危険剤では肝機能障害をもたらす危険があるために、肝機能検査も健診では必要となり、危険剤の影響でたんぱく尿がでる場合があるため、検査は腎機能も対象です。

これは検尿によって調べます。
貧血を起こしやすい危険剤もあり、その場合には血液検査で、赤血球数とヘモグロビン数を調べることになります。

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カテゴリー:健康診断

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