入社前に健康診断を行う理由と検査項目
なぜ、入社前に健康診断が行われるのでしょうか。
日本では、事業者は、常時使用する労働者を雇い入れる時には、当該労働者に対し、医師による健診を行わなければならないと定められています。
この法律によって、企業は労働者に、入社する時には健康診断を受けるよう義務付けたり、診断書の提出を義務付けたりしているわけです。
この健診をさせていないと企業は違反になってしまいます。
また、この健診結果で雇用者の健康を把握し、適正に配置する目安として実施するものでもあります。
この健診は、多くの企業において、新卒者の健康を確認するために欠かせないものとなっています。
大手企業などでは病院が指定され、その費用を負担してくれるところもありますが、実際には、会社が入社時に健康診断を行わないケースも多く見受けられます。
転職の場合や個人経営の小さな事業所に就職した場合は、健診を行わず診断書の提出を求められる事が多いようです。
診断書の提出を求められた場合は、それに応じなくてはなりません。
このような時は、自分で病院を選んで費用を負担し、健診を受ける必要があります。
この健診で一般的に検査される項目は次のようになっています。
既往歴の調査、自覚症状及び他覚症状の有無の検査、身長、体重、視力、聴力などの検査、胸部エックス線検査、血圧測定、尿中の糖及び蛋白の有無の検査、貧血検査、肝機能検査、血中脂質検査、血糖検査、心電図検査です。
費用は健康保険が適用されないので1万円位かかります。
この記事を読んだ方は下記の記事も読まれています
- いくつかの種類がある健康診断にはその健診によって検査する内容が違います
- 健康診断の検査内容について
- 海外へ派遣される場合の健康診断項目をみてみよう
- 就活において健康診断書の結果で採否を決定するのは、望ましいことではないです
- 区民対象の無料健康診断と無料女性健診
- 雇入時健康診断の内容と、実施理由
- 企業が行う従業員の定期健康診断
カテゴリー:健康診断