健康診断で要精密検査と言われても怖がらずに
会社勤めの人は年に一回必ず会社から健康診断を受けさせられますが、これは法律で決められている事なので、幾ら受けたくないと思っても受診義務があります。
ですから、特に心配な点や自覚症状が無い人でも健診を受ける訳ですが、そんな人が要精密検査の結果を貰ってしまったらどんなにドキリとするでしょう。
しかし、「数値が正常範囲よりちょっとだけオーバーした程度じゃないか」とか、「自覚症状がないんだから」という自己判断で二次検査を受けないのは、あまり宜しい事ではありません。
確かに数値の正常範囲とは人それぞれ個人差があるので、定められた正常値から多少外れただけでは直ちに異常と判断されてはうろたえてしまいます。
しかし、膨大な健診データを処理するのに機械的な判断になってしまうのはやむを得ず、たとえ結果的に健康上問題の無い人に要精密検査の回答を出してしまっても、病気の人を見逃してしまう事と比較したら大きな問題とは言えないでしょう。
元々健康診断の意義とは、病気の人を診る為のものではなく、健康な人を対象に自覚症状の無いうちに悪い所を見つけ出すという所にあります。
自覚症状が無くても精密検査を受けて何でもなかったというケースもあれば、癌が見つかるというケースもあり得るのです。
二次検査を受けるまでの心の不安や、場合によってはCT等での被爆も強いられる負担はありますが、一次検査で何らかの理由で引っ掛かった以上、その答えが明らかになるまで検査に応じる必要があります。
たとえ要精密検査と言われても、必要以上に不安がる事なく、見くびる事もなく、きちんと受診して結果を見極める事が大切です。
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