女性の抜け毛や薄毛に関わる病気
日本では1,900万人もの人が悩んでいると言われている薄毛ですが、最近では男性だけでなく女性の悩みも増加しています。
女性の抜け毛のメカニズムは男性とは異なり、全て解明されていないため特効薬がないのが現状です。
しかし、女性の脱毛には治るタイプも存在し、割合にして10人に1人はこのタイプに属します。
通常、髪の毛は3年から5年ほどのサイクルで生え変わり、約2年から3年かけて成長した後に抜けて、2~3ヶ月間ほど休んでから再び生えます。
男性の脱毛症は生えると少しだけ成長しては抜けてしまうという育たない事が特徴ですが、女性の場合は、毛が抜けてしまってから生え変わるまでの活動していない期間が長く生えない事が特徴だと言えます。
男女共にこれらとは違ったタイプの脱毛症状もありますが、多くはこの2つに当てはまります。
薄毛が治った女性達の話によると、眼や口の周りのむくみや疲労感、1日当たり300~400本もの抜け毛などの症状が共通して見られ、それは甲状腺機能低下症が原因でした。
甲状腺機能低下症とは甲状腺ホルモンが少くなる病気で、このホルモンは身体の各種内臓への影響を与え、細胞を活性化する働きだけでなく、髪の毛の素となる細胞も活性化させる働きを持ちます。
甲状腺ホルモンが減少すると、生死に関わる臓器への配分を多くする必要がある為、必然的に生死に関わらない髪の毛への分配が減ってしまうので、髪の毛の細胞活動が弱まり、生えてこなくなる事に加えて脱毛も現れるのです。
甲状腺ホルモンの減少は加齢が原因と言われていますが、この病気によって起きる抜け毛は甲状腺ホルモンと同じ成分を含んだ薬を服用すると治るので、かかりつけの医師に相談しましょう。
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