全身多汗症の原因は多岐に渡り、症状の程度も幅広い為、相応の治療が必要となります
全身に渡って大量の汗をかく全身多汗症の原因としては、自律神経の異常や全身性疾患の症状のひとつとして、遺伝や一過性のもの、肥満といった原因が考えられます。
自律神経の異常は、夜更かしや脳性疲労、ストレス、更年期が原因で、ホルモンバランスが乱れる事で起こります。
全身性疾患とは、糖尿病や結核、更年期障害、甲状腺機能亢進症、リウマチ、副腎腫瘍などがあります。
また、循環器系や呼吸器系の疾患、中枢神経の内分泌異常、代謝異常等、一過性のものとして、極度のストレスや過度の疲労が原因となる事も考えられます。
この様に、全身多汗症の原因は実に多岐に渡り、症状の程度も幅広い為、相応の治療が必要となってきます。
まず、原因が病気であった場合は、その病気の治療を優先しましょう。
医師の診断や健康診断、人間ドックを受ける事となります。
そこで発見された疾患を根本から治療する事で、多汗症症状も改善する事になるのです。
その他の治療法としては、漢方の服用が一般的に行われていて、防已黄耆湯や桂枝加黄耆湯などを症状に合わせて服用します。
また、トリプルサクション法という治療は、マイクロレーザーで汗腺を燃焼させて、特殊な器具で切除するものです。
そして、ツボによる治療もあり、体の熱を抑える働きのあるツボを刺激して症状を和らげていきます。
一過性のものであればこうした治療で効果が上がることもありますが、基本的に治療は長く続ける事が必要となってきます。
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