手のひら多汗症は手術で治せます

汗は、体の熱を下げるためのものと、緊張した時などに出る精神的なものとの2つがあります。
体温調節は自然現象ですが、緊張した時に脇の下や足の裏などに大量の汗をかいてしまう人を多汗症と呼び、中でも、手のひらに症状が出る人に悩みが大きい傾向があります。
それは、生まれつきであるものの手は動作の中心となる部分なので、試験の際に答案用紙が汗で濡れてふやけてしまったり、握手ができなかったり、更には、仕事の面接の際に手を置いた服の部分に汗染みができてしまったりと、日常生活に支障をきたす可能性も生じます。

症状がひどい人では汗がしたたり落ちるほど濡れるので、徐々に、対人関係に不安を抱く人や学業や仕事に打ち込めなくなる人も珍しくありません。

しかし、自律神経調整剤や塩化アルミニウムを含む塗り薬、漢方などの長期的な対策の他に、今は内視鏡を使用した手術が可能になりました。

胸の脇部分に小さな穴を開けてそこから内視鏡を差し込み、胸の神経の12本のうち、手に向かっている2番目の交感神経をメスで神経を焼いて切断する手術で保険が適用になります。

同じ神経が繋がる顔の汗も止め、心臓の動きを緩くして緊張しづらくするなどの別な効果も得られるものです。

しかし、体温を下げる効果を持つ汗が出なくなることで首や顔が熱く感じたり、手のひらから出るはずだった汗が胸や大腿部から出る代償性発汗が起きたりなどといった副作用もあるので、それをしっかり踏まえた上で手術に臨むのが重要です。

しかし、副作用はあってもコミュニケーションツールの手のひらが汗から解放されるのは、悩みを抱える人にとって大きな喜びとなるでしょう。

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カテゴリー:多汗症

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