多汗症治療の料金について
汗をかくことは人間の体の仕組みのひとつでごく自然なことでもあるのですが、精神的な緊張や強いストレスを受けた時に、手のひらや足の裏、脇の下など汗腺が密集している所から異常なまでの汗をかいてしまう症状を多汗症と呼んでいます。
思春期から中年くらいまでの多忙で活動的な年代に多く、汗が気になって1日に何度も制汗剤を塗らなくてはならなかったり、脇の下の汗染みや手のひらから出る汗が気になって対人関係がうまくいかなくなったりと数々の支障をきたしてしまいます。
まれに病気によるケースもありますが、現在ではそれ以外の精神的不安による多汗症も治療ができるようになった為、今まで悩んでいた方は一度受診をしてみると良いでしょう。
医師の診断を経てから行う治療は、塩化アルミニウムで汗を抑える塗り薬の処方の他、ボツリヌス菌が作るたんぱく質を直接注入するボトックス注射、抗コリン薬や漢方薬など全身の汗を抑える飲み薬の処方、汗腺を取り除く手術などです。
脇の手術はワキガ治療にも行われる剪除法が用いられますが、臭いの元となるアポクリン腺は完全除去できるものの、エクリン腺の全ては取り切れません。
しかし、汗の量は半分程度まで減り、再発の可能性もほとんど無い上に保険が適用されると料金は5万円以下になるのでお勧めです。
また、2012年から重度の脇多汗症の場合に限りボトックス注射も保険が適用になり、自費で約10万円かかるところを3割負担で行えるようになりました。
その他の部位は保険適用外ですが、両手のひらでも5万円程度の料金で出来る病院もあります。
費用はかかっても得られる安心感は絶大なので、まずは受診してみましょう。
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カテゴリー:多汗症