顔だけ大量の汗をかく多汗症対策
人の体は、体温が上がり過ぎるとそれを抑える為に汗をかきますが、その役割以上に大量の汗をかいてしまう疾患が多汗症です。
その中でも、体は汗をかかないのに顔だけかいてしまうのが顔面多汗症で、人の目からどうしても隠せないのがこの症状の最大の難点と言えます。
隠せない事で恥ずかしい気持ちに拍車がかかってしまったり、人前での発表等で緊張が高まったりすると更に発汗が促されるので悪循環に陥ります。
原因としては、自律神経のバランスの乱れ、特に副交感神経の失調やホルモンバランスの崩れ等で、また、精神的・肉体的を含め非常に大きなストレスを受けたり、疲労が溜まった等の一過性のものも考えられます。
医学的治療法は今のところ無いのが現状で、対症療法としては、塩化アルミニウムの塗布やボトックス注射があり、汗の量を減らす効果が期待出来ますが、一時的な効果と認識しておく必要があります。
やはり、自律神経の乱れを整える努力をするのが良策で、バランスの良い食事や適度な運動、規則正しい生活を心掛ける事が基本です。
また、ストレスを出来るだけ取り除いていく事も大切でしょう。
その一つに、多汗症の人は汗をかくという行為自体に強い否定感を抱いてしまいストレスが増すという形が多く見られます。
カウンセリング等を利用して、汗をかく事が不潔だとか恥ずかしい事だとは感じずに、それが個性だと思える様になっていけば症状が和らいでいくでしょう。
汗を止めようと焦るのではなく、拭えば良いのだと思う位の感覚で気を楽に持つ事が大切です。
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カテゴリー:多汗症