多汗症は日常生活に影響が出る病気
多汗症とは、日常生活に影響が出る程の異常な発汗がある病気です。
中でも局所性多汗症は、腋の下や手のひら等に大量の汗をかくため、手が滑って物を落としてしまったり、紙などが濡れてしまう他、足の裏にも汗をかくので水虫や臭いの原因になります。
更に、精神的に緊張すると余計に汗をかいてしまうので、仕事に支障が出たり、人間関係などに悩んでしまう人が多いのもこの病気の特徴です。
全身に汗をかく全身性多汗症は、悪性腫瘍や代謝性疾患等の様々な病気が原因で起こりますが、原因になる疾患が無い人もいますので、発汗の原因を探って適切な治療をする事が必要になります。
多汗症には、外用薬治療や交感神経遮断治療等の色々な治療法がありますが決定的な治療法は無く、それぞれにメリットとデメリットがあります。
外用薬は、塩化アルミニウム液などが使われ、一日一回、寝る前に使用します。
他にボツリヌス毒素を注射すると、その場所には汗が出なくなり、約3~4ヶ月ほど効果が持続します。
胸部交感神経節遮断術では確実に手のひらの汗を止める事はできますが、その代償に、腹部や背中などの他の部位に汗をかいてしまうという欠点があります。
特に手のひらの多汗症は思春期になりやすいため、学校の授業やテストで大変な思いをする人もいますが、成長と共に症状は軽くなっていきますので、少しでも精神的緊張を和らげる為に、まずは家族や学校等に症状を話しておくと良いでしょう。
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