お茶を良く飲む静岡県掛川市が人口10万人以上の市区町村で癌による死亡率が一番低い
静岡県の掛川市が、人口10万人以上の市区町村の中で、癌による死亡率が日本で一番低く、また、高齢者の医療費も全国平均より20パーセントも低いという統計があります。
その秘密のカギは、特産品でもある緑茶にあるようです。
掛川市では、深蒸しと呼ばれる製法で作られたお茶が一般的に飲まれています。
色が濃く、細かい浮遊物がたくさん含まれているのが特徴で、普通の茶葉にはほとんど含まれていない成分が発見されています。
その成分とは、抗酸化作用があるベータカロテン、血行促進作用や免疫機能改善効果のあるビタミンE、腸内のバランス環境を整える働きがあるクロロフィルです。
掛川の茶葉にこのような成分が含まれている理由は、その独特な製法によります。
茶畑の多くがなだらかな丘にあり日差しをたっぷり浴びているため、カテキンを豊富に含み渋みが強くなってしまうことになり、この渋みを和らげて飲みやすくするために編み出された方法が深蒸しと呼ばれる製法です。
家にある普通のお茶でも、深蒸し茶と同じような効果が得られる方法があります。
それは、すり鉢茶にすることです。
作り方は、すり鉢に茶葉を2グラムほど入れてから、熱湯を小さじ1杯ほど足してすりこ木で1分ほどすり、ペースト状になった茶葉に熱湯を200ミリリットルほど加えて1分ほど置き、茶こしでこすと完成します。
ただし、緑茶の癌予防効果については、効果があるという説とないという説があり、まだ明確な研究結果は出ていません。
しかし、お茶をたくさん飲む習慣のある掛川市が、癌死亡率が一番低いのは事実です。
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カテゴリー:お茶