宇治のお茶は日本二大茶の一つです
宇治茶は日本茶の高級ブランドで、京都府の宇治市を中心とする南部地域で生産されており、静岡茶と共に日本二大茶とも言われている有名なお茶です。
歴史は古く鎌倉時代から生産されていたと伝えられており、室町時代には将軍家をはじめとして室町幕府の有力武将によって茶園が設けられ、戦国時代には覆下茶園によって日本を代表する高級茶の地位を固めました。
江戸時代には、幕府に献上されるお茶壺道中が宇治から江戸までの道中を練り歩いたという歴史があります。
明治時代以降は開国と同時に煎茶は主にアメリカ向けの重要な輸出品となり、日本全国各地で生産されるようになりましたが、粗製乱造茶が出回るなどのトラブルもあり、京都では農学校に茶業科を設けて後継者の育成に力を入れ、日本二大茶の伝統を守るべく現在に至っています。
緑茶は日常的な飲み物として定着していますが、有効成分も豊富に含む事が分かっており、抹茶は特に茶葉をそのまま粉末にして飲むので通常の緑茶よりもお茶の有効成分を多く含まれることから健康維持にもおすすめの商品です。
注目されている成分は脂溶性物質であるビタミンAとビタミンEで、緑茶ではほとんど溶出されませんが、抹茶は丸ごと摂取できるので最適な飲み物と言われています。
また、カテキンはガン予防や血圧の上昇、コレステロールなどを抑えてくれる働きでも知られ、これは緑茶にも含まれている代表的な成分です。
他にも、抗菌作用、抗酸化作用、老化防止など健康維持におすすめの効能が期待できます。
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