気持ちの問題ではなく脳の機能低下が原因のうつ病
気持ちが沈んだり、やる気が起きないといった状態は誰にでも起こることですが、そういった状態が長期間続き、最終的には眠れなかったり食欲が湧かないといった身体的な症状が顕著に現れるとうつ病の疑いが出てきます。
うつは気持ちの問題だとも言われるものですが、実際は、脳の働きや能力が低下することが原因です。
脳の機能が低下すると、精神や身体に様々な症状を引き起こします。
ですから、うつを患っている人は怠けた心があるとか精神的に弱いといった意識を持つことは間違っているのです。
周囲にうつを患っている人がいる場合は、しっかりと病気のことを理解して接してあげることが大切です。
うつ病の症状は、最初は些細なもので、朝体がだるかったり、何をやるにも億劫だと感じたり、集中が出来なかったりします。
少し休めば治る場合は大丈夫なのですが、生活に支障をきたしてしまうようでしたら、一度病院で検査をした方が良いでしょう。
特に体に異常が見当たらない場合は、うつ病を疑った方が良いかもしれません。
どんな病気も早期に発見して治療した方が治りやすく、治療期間も短く済みますし、うつも同じく早めに病院へ行った方が治りやすくなります。
今は、精神疾患を扱う病院も多くあります。
精神疾患と言っても、普通の病気と同じように薬による治療が基本です。
医師から処方された薬をきちんと飲み、必要に応じてカウンセリングなどを行えば必ず治る病気なのです。
うつになったからといって心が弱くなったり怠けたりしている訳ではありませんから、しっかりと休息をとって治療をすることが大切だと言えます。
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