新型うつ病は、従来型のうつとは180度性質の異なるものです
ここ数年、従来型のうつ病に加え、新型うつ病と診断される人が増えてきています。
新型うつ病の特徴は、仕事の時はうつ状態であるものの、職場を離れるとその症状が解消されることです。
従来型のうつは自責傾向が強く、趣味を含め何事にも興味が湧かないのに対し、新型うつの場合は他責傾向が強く、趣味など自分が関心ある事に対しては活動的になります。
従来型うつと違い、うつ病であることを公言するのに抵抗を感じないのも、新型うつ病の特徴だと言えます。
主な症状としては、気分の浮き沈みが激しく、一日の中で夕方が身体的疲労を感じる時間帯で、過食や過眠が見られます。
性格的には真面目で負けず嫌いであること、人間関係に対して過大な期待を持ち、プライドを傷つけられたり、叱られたりすると過剰に反応してしまいます。
裕福な家庭に育ち、学歴は高い人が多く、他責傾向が強く出てしまうため、職場において彼等の扱いには苦慮しているところが多いのが現実です。
うつの治療は、投薬と休息が主になりますが、新型の場合は、これらに加えてカウンセリングが必要とされます。
新型うつに罹った人が職場にいる場合、会社の総務部と主治医が連携してコンタクトを取ることが重要になってきます。
彼等は、真面目で負けず嫌い、繊細な性格の持ち主なので、上司をはじめ周りは彼等の長所を評価し伸ばしてあげることや、物事を伝える際には慎重に言葉を選ぶなどして接していく必要があります。
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