ワキガ治療のための手術には色々な種類がある
ワキガの治療には注射や薬を使用する場合もありますが、汗腺を取り除く手術で原因を元から絶つ方法が最も効率的といえます。
手術には切除法、皮下組織削除法、切開剪除法、皮下組織吸引法、超音波治療法など様々なものがあります。
切除法は治療初期に用いられていた方法で、脇の下の毛が生えている部分を切除して、汗腺や皮脂腺を全て取り除く手術です。
広い範囲の皮膚を切り取ることになるので、残る傷跡も目立つものになり、今ではほとんど用いられていない方法です。
皮下組織削除法は、脇の皮膚を少しだけ切開し、器具を使って皮下組織の汗腺と皮脂腺を削除していきます。
そして、切開剪除法は脇の下に切れ込みを入れ、皮膚を裏返して目視しながら汗腺を確実に取り除いていく方法です。
このとき除去するのは、アポクリン汗腺というワキガの原因になる汗腺です。
皮下組織吸引法は、脇の下をほんの少し切ってそこから器具を挿入し、吸引していきます。
傷が少なくて済むところが長所ですが、取り残しが生まれてしまうところが短所です。
超音波治療法は、同じように脇下を切って器具を挿入するのですが、器具の超音波で汗腺を壊してしまうという方法です。
未だ新しい治療法のため、この超音波法を導入している医院はまだ少数です。
これらの手術のどれが一番良いとはいえませんが、ワキガ治療を成功させるためには、施術する医師の技術が最も重要になってきます。
クリニック選びは充分に吟味した方が良いでしょう。
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