ワキガの悩みを助長する国民性
ワキガは大抵遺伝による体質で、そうではない人と比べて、臭いを発する場所であるアポクリン腺が大きかったり数が多かったりします。
脂肪分や鉄分を含む粘性の汗が出るため、衣類に付くと臭いがとれないだけでなく黄色く変色するので、1日着た服は漂白剤を使用したり手洗いでしっかり洗ったりしなくてはなりません。
ポカポカとした陽気になり始める5月くらいから臭いがきつくなり、梅雨や真夏にピークを迎えますが、暖房と厚着で汗がこもる秋冬も、ふとした瞬間に臭ったりするため、日に何度もケアして周囲に気付かれないかと1年中びくびくしているのです。
市販品やネット通販で販売されているデオドラント商品を手当たり次第に試してみたものの、どれも満足のいく効果が得られなかったからと、果ては体に傷を付けて手術を受ける人も多い事でしょう。
この様にワキガの悩みを抱える人の精神を追い込むのは、体臭に敏感すぎる日本人の国民性ではないでしょうか。
汗をかく季節が来ると、薬局の店頭には制汗スプレーが所狭しと並び、消臭効果のある下着や異様なまでに香り付けするフレグランス柔軟剤など、まるで臭いは悪という印象を植え付けるような勢いでどんどん新商品が発売されています。
本人のせいでは無いのに、不潔だとか汚いと周囲に言われて傷付き対人恐怖症になってしまったり、実は体臭が無いのに自分も臭っているのではないかという不安が膨らんで自臭症になってしまったりと、ワキガに対する偏見が悩みを抱える人に与える影響は計り知れません。
今の日本人には、体臭があるか無いかで人を判断せず、本人の内面の良さを見る意識改革が必要なのかもしれません。
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